title1.jpg

パリ住宅視察

今回、私たちはなぜ研修先をパリにしたかと申しますと、

(1) EU圏内最大の建材展『BATIMAT~バティマ』を見学する
  →有名企業が集まる建材展。北米では見られない新しい発見をしたい!
(2) ヨーロッパのエコハウスを学ぶ
  →省エネシステムを住宅にどう取り入れているのかを聞きたい、知りたい!
(3) パリ近郊の新効住宅地を視察する
  →他とは違う提案ができるアイディアを探したい!
(4) パリの人たちのライフスタイルを知る
  →パリの空気を肌で感じたい!

これらを学んでくることで、エドモントンのお客様に提案する幅を広げる目的で研修に行って参りました。

とはいえ、やはり英語圏ではありませんので、強力な助っ人として、エドモントンの海外ブログを担当してくださっている元パリジェンヌの昌子さんにも一緒に来ていただきました。昌子さんが現在住んでいるモントリオールは、フランス語圏でもありますのでフランス語はペラペラです。
また、以前パリで暮らしていたこともあるので、とても心強かったです☆
今回は、現地の建設会社の方にも協力していただき、見学時間を十分に取っていただきました。その結果パリの住まいのことだけでなくフランスの文化や社会、人柄まで見ることができ、とても充実したものになりました。私たちが、パリで学んできたことを少しだけご紹介させていただきます。

Maison’s d’en France社

35.jpg35.jpg
今回、私たちの研修を快く受け入れていただいたMaison’s d’en Franceさんは消費者が安心して住宅を購入できるように、政府と一体になった活動を続けてみえる住宅生産協会の方です。消費者が住宅を購入するにあたっての全般をサポートしている団体だそうです。政府からの援助と協会の売り上げの一部を利用して、銀行でお金を貸してもらえない低所得者に、低い金利で融資をし、住宅を購入できるシステムを構築されています。このシステムが出来てからもう100年にもなるそうです。

Saint Gobain社

50.jpg50.jpg
パリからフランスの特急TGV(フランス国鉄で新幹線よりも早い高速鉄道)に乗って、1時間半かけてアンジェという町に行きました。
ここで、フランスのエコ技術をすべて取り入れた家を見に行きました。

Masions Ericlo社

63.jpg63.jpg
断熱材は、フランスの規制自体厳しくなり2~3年前に比べ断熱にかける費用は20%~30%高くなったそうです。例えば昨年は10センチの厚みの断熱材で良かったのが、今年は16センチに上がったということなど。いかに熱損失をなくすかということが一番大事だということです。